漢字の部首「忄」の読み方を忘れている人多いのでは?また「忄」の書き順を間違えている人も・・・私もその一人です。
「忄」はなぜ「りっしんべん」と言うのか、書き順も昔と変わったのかを調べました。
「りっしんべん」の書き順は変わった?
「りっしんべん」の書き順が多くの人が勘違いをしがちです。
「りっしんべん」の書き順は、正しくは左→右→真ん中 なのです。
「りっしんべん」の書き順-①
「りっしんべん」の書き順-②
「りっしんべん」の書き順-③
「りっしんべん」の書き順はいつから変わった?
「筆順指導の手びき」 が1958年(昭和33年)に示されたのですが、
このときの「りっしんべん」の書き順は、左→右→中 で、少なくともこれ以降に変わっていないようです。
つまり私含め多くの人が勘違いをして書き順を勝手に間違っていたのですが、何故間違ったのか理由がわかりました。
「りっしんべん」の書き順の間違った理由
「りっしんべん」の書き順の間違った理由は、1958年(昭和33年)に示された「筆順指導の手びき」を見ると・・・
原則3 中が先 とあります。
中と左右があって、左右が1、2画である場合は、中を先に書く。
というのが原則なのですが、「りっしんべん」と「火」は例外で、左→右→中 と書きます。
「りっしんべん」の筆順が例外だったから 間違いが多く勘違いしたのだと思います。
「忄」の読みは、なぜ「りっしんべん」
「忄」の読みは、「りっしんべん」と読みます。なぜなのでしょうか?
まず「りっしんべん」とは何なのでしょうか。
りっしんべんとは?
「忄」は「心」の字を立て、偏(へん)にしたものです。「心」の部首に属します。
漢字をあてると「立心偏」となります。
りっしんべんの漢字の成り立ち
りっしんべんの漢字の成り立ちについてはこちらをご覧ください。
↓
なぜ「りっしんべん」なのか
りっ-立 しん-心 べん-偏
ということです。
まとめ
普段生活をしていて「りっしんべんが~」と使わないので、「忄」という漢字の部首を見て、「りっしんべん」と咄嗟に出てきません。どのように読んでいいのかわからなくなっています。歳とともに忘れっぽくなっているのか・・(悲)
たまに、どのような漢字かを伝えたいときもあるので、そのときはジェスチャーで書いたり、字の形を説明したりしています。
字から見ると「小さい」を思ってしまうので、「こ ざとへん」と読んでしまいがちです。
りっしんべん「忄」の成り立ちを意識すると、心が立つ偏ということで読み方も間違えないようにできます。
咄嗟に出てくるかどうかは別として、頭の体操と思って、漢字の部首の読み方も意識しようと思います。